64 / 91
夜はお愉しみの!
しおりを挟む
ダンジョンではなくただの広場だから出来る普通の食事を終えた。ほら、一応ダンジョンだと匂いに気を使ったり声の大きさも気にする……あれ?気にしてたっけ?まぁ、気にする筈だから。でもここは普通の草原なのでそこはあまり気にしない。うん、サイールもそう言ってたから。
「さーて!食事も終わったし!」
今日のご飯は鍋料理だったのだけど、その料理をたらふく食べた相澤君が食器の片付けに僕らの水魔法の実演を見たいと言い出した。 それって食器洗浄機の魔法だよね?
という事で僕が少し大きめの水球の中を回して空中に浮かべるとナオが簡単に汚れを拭き取ってから中へ入れる。食器洗いは洗濯機みたいに簡単にいかない!こういう木の椀だけならまだしも皿やガラスは割れるから食器同士が当たらないように慎重にやるんだ。
「うわー、本当に洗えてる。」
内田君が興味津々に水球を覗き込んでいた。だから洗えた物から順に手を入れてとってもらい拭いてもらう。あっという間に終了!
まだ興味津々の3人の為に水球は出したままでナオとお風呂の事を聞いた。
「まさかお風呂は預かって無いよね~?」
「流石に無いよ。」
「無いか。……でも入りたくない?」
「まぁ。確かに。」
「…そうでしょう!?フフフ~。良いもの、あります!!」
一度テントに戻り持って出た物、それは簡易風呂桶!
コレ、なんと組み立て式の風呂桶なんです!仕組みは簡単。脚付き木枠にスライムから加工されたシートをはめ込むだけ!
「大きさ的に一人用だけど3個一組だったんだ~。」
交代で入ろうと言うと皆の顔が輝いた。やっぱり多少の汗はかくし埃っぽいから、頭は洗えなくともお湯は使いたいよね。
「俺達も正座で座ればいけますね!」
うんうん、相澤君達でも入れるでしょ?この世界の物にしては小さいと思うんだけどもしかして子供用かも。でも僕とナオには普通に座ってれば首までお湯に浸れるから便利だと思うんだ。
「場所は何処にしましょうか~」
「お湯を捨てる都合もあるからおトイレの方で良いかな?」
「オッケーでーす。」
喜んで設置を手伝ってくれる3人に僕らはお礼を言って付いていくだけ。
「ここで良いですかねぇ~。」
「……周り、どうします?」
結界の杭は打ってるものの一応ここはお外。目隠しは必要か?
「うーん。まぁ良いんじゃ無いですか?ここなら保護者達の死角だし、こんな周りも暗いんだ見えないでしょ。」
「それもそうだ。」
「そうだね~、じゃぁチャチャっと交代で入っちゃおうか!」
順番は譲り合ったが結局、ナオと僕、佐藤君が最初に入った。お湯は調整出来たんだけど意外とお湯の量が多くザザ~と溢れたりして笑いあった。
まるで壺湯だねと笑い、意外と狭くもないと笑い、凄く楽しいお風呂を堪能。ちゃんと相澤君と内田君にお湯も入れ替えてあげて2人も楽しんだ。
「さーて!食事も終わったし!」
今日のご飯は鍋料理だったのだけど、その料理をたらふく食べた相澤君が食器の片付けに僕らの水魔法の実演を見たいと言い出した。 それって食器洗浄機の魔法だよね?
という事で僕が少し大きめの水球の中を回して空中に浮かべるとナオが簡単に汚れを拭き取ってから中へ入れる。食器洗いは洗濯機みたいに簡単にいかない!こういう木の椀だけならまだしも皿やガラスは割れるから食器同士が当たらないように慎重にやるんだ。
「うわー、本当に洗えてる。」
内田君が興味津々に水球を覗き込んでいた。だから洗えた物から順に手を入れてとってもらい拭いてもらう。あっという間に終了!
まだ興味津々の3人の為に水球は出したままでナオとお風呂の事を聞いた。
「まさかお風呂は預かって無いよね~?」
「流石に無いよ。」
「無いか。……でも入りたくない?」
「まぁ。確かに。」
「…そうでしょう!?フフフ~。良いもの、あります!!」
一度テントに戻り持って出た物、それは簡易風呂桶!
コレ、なんと組み立て式の風呂桶なんです!仕組みは簡単。脚付き木枠にスライムから加工されたシートをはめ込むだけ!
「大きさ的に一人用だけど3個一組だったんだ~。」
交代で入ろうと言うと皆の顔が輝いた。やっぱり多少の汗はかくし埃っぽいから、頭は洗えなくともお湯は使いたいよね。
「俺達も正座で座ればいけますね!」
うんうん、相澤君達でも入れるでしょ?この世界の物にしては小さいと思うんだけどもしかして子供用かも。でも僕とナオには普通に座ってれば首までお湯に浸れるから便利だと思うんだ。
「場所は何処にしましょうか~」
「お湯を捨てる都合もあるからおトイレの方で良いかな?」
「オッケーでーす。」
喜んで設置を手伝ってくれる3人に僕らはお礼を言って付いていくだけ。
「ここで良いですかねぇ~。」
「……周り、どうします?」
結界の杭は打ってるものの一応ここはお外。目隠しは必要か?
「うーん。まぁ良いんじゃ無いですか?ここなら保護者達の死角だし、こんな周りも暗いんだ見えないでしょ。」
「それもそうだ。」
「そうだね~、じゃぁチャチャっと交代で入っちゃおうか!」
順番は譲り合ったが結局、ナオと僕、佐藤君が最初に入った。お湯は調整出来たんだけど意外とお湯の量が多くザザ~と溢れたりして笑いあった。
まるで壺湯だねと笑い、意外と狭くもないと笑い、凄く楽しいお風呂を堪能。ちゃんと相澤君と内田君にお湯も入れ替えてあげて2人も楽しんだ。
13
お気に入りに追加
195
あなたにおすすめの小説
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
願いの守護獣 チートなもふもふに転生したからには全力でペットになりたい
戌葉
ファンタジー
気付くと、もふもふに生まれ変わって、誰もいない森の雪の上に寝ていた。
人恋しさに森を出て、途中で魔物に間違われたりもしたけど、馬に助けられ騎士に保護してもらえた。正体はオレ自身でも分からないし、チートな魔法もまだ上手く使いこなせないけど、全力で可愛く頑張るのでペットとして飼ってください!
チートな魔法のせいで狙われたり、自分でも分かっていなかった正体のおかげでとんでもないことに巻き込まれちゃったりするけど、オレが目指すのはぐーたらペット生活だ!!
※「1-7」で正体が判明します。「精霊の愛し子編」や番外編、「美食の守護獣」ではすでに正体が分かっていますので、お気を付けください。
番外編「美食の守護獣 ~チートなもふもふに転生したからには全力で食い倒れたい」
「冒険者編」と「精霊の愛し子編」の間の食い倒れツアーのお話です。
https://www.alphapolis.co.jp/novel/2227451/394680824
天日ノ艦隊 〜こちら大和型戦艦、異世界にて出陣ス!〜
八風ゆず
ファンタジー
時は1950年。
第一次世界大戦にあった「もう一つの可能性」が実現した世界線。1950年4月7日、合同演習をする為航行中、大和型戦艦三隻が同時に左舷に転覆した。
大和型三隻は沈没した……、と思われた。
だが、目覚めた先には我々が居た世界とは違った。
大海原が広がり、見たことのない数多の国が支配者する世界だった。
祖国へ帰るため、大海原が広がる異世界を旅する大和型三隻と別世界の艦船達との異世界戦記。
※異世界転移が何番煎じか分からないですが、書きたいのでかいています!
面白いと思ったらブックマーク、感想、評価お願いします!!※
※戦艦など知らない人も楽しめるため、解説などを出し努力しております。是非是非「知識がなく、楽しんで読めるかな……」っと思ってる方も読んでみてください!※
総受けルート確定のBLゲーの主人公に転生してしまったんだけど、ここからソロエンドを迎えるにはどうすればいい?
寺一(テライチ)
BL
──妹よ。にいちゃんは、これから五人の男に抱かれるかもしれません。
ユズイはシスコン気味なことを除けばごくふつうの男子高校生。
ある日、熱をだした妹にかわって彼女が予約したゲームを店まで取りにいくことに。
その帰り道、ユズイは階段から足を踏みはずして命を落としてしまう。
そこに現れた女神さまは「あなたはこんなにはやく死ぬはずではなかった、お詫びに好きな条件で転生させてあげます」と言う。
それに「チート転生がしてみたい」と答えるユズイ。
女神さまは喜んで願いを叶えてくれた……ただしBLゲーの世界で。
BLゲーでのチート。それはとにかく攻略対象の好感度がバグレベルで上がっていくということ。
このままではなにもしなくても総受けルートが確定してしまう!
男にモテても仕方ないとユズイはソロエンドを目指すが、チートを望んだ代償は大きくて……!?
溺愛&執着されまくりの学園ラブコメです。
転生貧乏貴族は王子様のお気に入り!実はフリだったってわかったのでもう放してください!
音無野ウサギ
BL
ある日僕は前世を思い出した。下級貴族とはいえ王子様のお気に入りとして毎日楽しく過ごしてたのに。前世の記憶が僕のことを駄目だしする。わがまま駄目貴族だなんて気づきたくなかった。王子様が優しくしてくれてたのも実は裏があったなんて気づきたくなかった。品行方正になるぞって思ったのに!
え?王子様なんでそんなに優しくしてくるんですか?ちょっとパーソナルスペース!!
調子に乗ってた貧乏貴族の主人公が慎ましくても確実な幸せを手に入れようとジタバタするお話です。
異世界ぼっち暮らし(神様と一緒!!)
藤雪たすく
BL
愛してくれない家族から旅立ち、希望に満ちた一人暮らしが始まるはずが……異世界で一人暮らしが始まった!?
手違いで人の命を巻き込む神様なんて信じません!!俺が信じる神様はこの世にただ一人……俺の推しは神様です!!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる