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ウル
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朝早くからウルが来てくれた。食堂から歩いて来る姿が見えたんだよ。いつもと違い鎧を着けてないようだ。まだデザートの途中だったので急いで食べる。僕の様子に気づいたナオが片付けをしてくれるというのでお願いして飛び出した。
「おはようウル。」
走って来た僕を抱き止めておはようのほっぺキス。
「おはようジュン。まだご飯中だったかな?」
「大丈夫、ちゃんとデザートまで食べて来た。」
片付けだけナオに頼んだけどと言うと、今度お礼をしなきゃと言う。今日のウルはいつもよりキレイに見える。なぜ?鎧着てないから?それとも髪型のせい?なんだろうな。
いつもウルは戦闘があるときは後ろで束ね、普段のときはおろしてる髪なんだけど今日はサイドを三編みにしてる。
「ジュン、今日デートしない?」
ニコニコ笑顔で聞いてきたけど、デートするつもりで来たんだよね?だから今日おしゃれしてるのか。
……かわいいな。でもデートって言葉にテレるぞ。
「う…うん。いいよ」
と言ったものの、ウルの顔が見れなくてつい下を向いてしまう。あ、でも服!まだ普段着しか買ってないからおしゃれ出来ない。
下を向いてウルの袖口を握ったままおしゃれ出来ないなりに着替えたいから待っててほしいとつげた。
「良いよ、じゃあジュンの部屋にいこう?大丈夫、ちゃんと部屋の入り口で待ってるから。」
ウルを入り口の外で待たせたまま急いで服を出す。基本的なシャツとパンツしか買ってないからどうする!いや待て、寒さ対策でニットを買ってあるはずだ。薄手のニットカーデ(クリーム色)と焦げ茶のパンツでいいか?大丈夫か?あぁぁぁなんでもっと色味とか考えて買わなかったんだろ!
鏡を見ると、うーんなんか子どもっぽい……って、あ。あー変なこと思い出した。この間、お風呂で自分の体見て全て子どもだと落ち込んだときの事。ああああ、ヤバイその前の話も芋づる式に思い出しちゃったよ。
(ウルのエルフの血はどの辺まで影響してる?)イヤイヤイヤ、そんな事今はいいの!ああもうっっ!思い出さない思い出さない!
バタバタと着替えてお財布とバッグを持って、さぁ行こう!
「可愛くできたねジュン。さぁ、どこか行きたいところはある?」
出てきた瞬間、腕の中に僕を囲い込んでおでこにキスの嵐をふらせたウルはすごくご機嫌だった。待ってる間に何か良いことでもあったのか?んー、行きたい所か。
「ギルド!ウル達がよく行ってるっていうギルドに行ってみたい!」
ギルドは僕達だけで行かないようにと言われていた。気の荒い人もいるし危ないからダメだと。
「ギルドに?あんなところでいいの?」
「うん。そこに行きたい。ナオと早瀬君とじゃ絶対に行けない場所だもん。」
「ああそうだね、絶対にやめてね?」
僕達だけでは行かないという約束をして連れて行ってもらう。
外見は……学校みたいだった。なんで校庭まであるのかと思ったら訓練場らしい。中に入るとゲームのように受付、掲示板、買い取り場、売店等が見渡せた。
「おはようウル。」
走って来た僕を抱き止めておはようのほっぺキス。
「おはようジュン。まだご飯中だったかな?」
「大丈夫、ちゃんとデザートまで食べて来た。」
片付けだけナオに頼んだけどと言うと、今度お礼をしなきゃと言う。今日のウルはいつもよりキレイに見える。なぜ?鎧着てないから?それとも髪型のせい?なんだろうな。
いつもウルは戦闘があるときは後ろで束ね、普段のときはおろしてる髪なんだけど今日はサイドを三編みにしてる。
「ジュン、今日デートしない?」
ニコニコ笑顔で聞いてきたけど、デートするつもりで来たんだよね?だから今日おしゃれしてるのか。
……かわいいな。でもデートって言葉にテレるぞ。
「う…うん。いいよ」
と言ったものの、ウルの顔が見れなくてつい下を向いてしまう。あ、でも服!まだ普段着しか買ってないからおしゃれ出来ない。
下を向いてウルの袖口を握ったままおしゃれ出来ないなりに着替えたいから待っててほしいとつげた。
「良いよ、じゃあジュンの部屋にいこう?大丈夫、ちゃんと部屋の入り口で待ってるから。」
ウルを入り口の外で待たせたまま急いで服を出す。基本的なシャツとパンツしか買ってないからどうする!いや待て、寒さ対策でニットを買ってあるはずだ。薄手のニットカーデ(クリーム色)と焦げ茶のパンツでいいか?大丈夫か?あぁぁぁなんでもっと色味とか考えて買わなかったんだろ!
鏡を見ると、うーんなんか子どもっぽい……って、あ。あー変なこと思い出した。この間、お風呂で自分の体見て全て子どもだと落ち込んだときの事。ああああ、ヤバイその前の話も芋づる式に思い出しちゃったよ。
(ウルのエルフの血はどの辺まで影響してる?)イヤイヤイヤ、そんな事今はいいの!ああもうっっ!思い出さない思い出さない!
バタバタと着替えてお財布とバッグを持って、さぁ行こう!
「可愛くできたねジュン。さぁ、どこか行きたいところはある?」
出てきた瞬間、腕の中に僕を囲い込んでおでこにキスの嵐をふらせたウルはすごくご機嫌だった。待ってる間に何か良いことでもあったのか?んー、行きたい所か。
「ギルド!ウル達がよく行ってるっていうギルドに行ってみたい!」
ギルドは僕達だけで行かないようにと言われていた。気の荒い人もいるし危ないからダメだと。
「ギルドに?あんなところでいいの?」
「うん。そこに行きたい。ナオと早瀬君とじゃ絶対に行けない場所だもん。」
「ああそうだね、絶対にやめてね?」
僕達だけでは行かないという約束をして連れて行ってもらう。
外見は……学校みたいだった。なんで校庭まであるのかと思ったら訓練場らしい。中に入るとゲームのように受付、掲示板、買い取り場、売店等が見渡せた。
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