異世界グルメハンター~強くなるために食う、食うために強くなる~

1話 異世界転生

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シビレタケを食べました
経験値 100 を手に入れました


ドクダケを食べました
経験値 300を手に入れました
毒状態になりました
スキル『毒耐性 小』を手に入れました


ドクゲシソウを食べました
経験値 50を手に入れました
通常状態になりました


レベルが上がりました
レベルが 5 に上がりました


スキル『美食ハンター初級』のレベルが上がりました
スキル『美食ハンター初級』は『美食ハンター中級』になりました


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「お、レベルが上がったな。」




 俺の名前は佐竹さたけ 薫かおる。地球ではサラリーマンをしていて、気がつけば異世界へと飛ばされていた。

 ラノベはよく読んでいたため、この状況がどういうことかはすぐに呑み込めた。

 俺は別の世界に飛ばされる『異世界転生』をしたみたいだ。


 そして、俺は今、中年男性の佐竹 薫から15歳のイケメン銀髪の『カオル』へと転生した。




「それにしても身体が軽いな。いつもデスクワークしていたから身体がガチガチだったのが、15歳の若い身体になって身軽に動ける。」



 俺がこのカオルになったのはなにか意味があるのだろう。偶然、名前が一致していたはあまり考えにくいし、まるで自分の身体だったのでは無いかと言うくらい身体が馴染んでいるしな。

 もしかしたら、ご都合主義と言うやつかもしれないが、俺は転生したことに意味があると思っている。



「まっ、あのつまらない人生よりこうやって自由に生きれるんだから、そう思ってた方が楽しいだろうしな。」

 

 俺は本能のままに動くことにした。

 どうやらおれのこの身体は元の持ち主がいるらしい。そして、頭の中に浮かんでいた事が『この世の全ての食材を食べてみたい』という欲望だった。

 だから、俺もそれに従うことにした。この身体はどうやら特殊なようで『食べると強くなる』『食べれるか食べれないかがわかる』という2つの能力が備わっているらしい。

 まだ未知な能力だからこれから知っていくこととしよう。




「あっちに美味しいものがある気がする。じゃ、行ってみるか！」