チュートリアル場所でLv9999になっちゃいました。

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31話 竜騎士

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「じゃあ、これを売りに行きましょう。」

「ジュニアにはその権利はないでしょ。」

「そんなぁ。僕も倒しましたよ。ね、タケルさん?アイトさん?」

「まあ、そうだねぇ。みんな頑張ったから平等に分けるでいいんじゃないか。」

「とりあえずはキングに預けよう。収納を出来るのはキングだ。そして、判断もキングに任せる。」


 キングは魔法が付与されている魔道具というものを持っていて、その中でもたくさんの収納が出来るポーチを持っているのだ。

「うちのはお人好しの頭がお花畑なんでな。」

「わかったよ。」

「一旦、王都へ行くことをオススメするよ。あっちにはこういうのに得意な知り合いもいるし、2人が欲しい情報もたくさんあるからね。」

「じゃあ、、俺らとキングでそっちに向かおう。悪いがセイとジュニアは少し待っててくれ。」

「えぇ、なんでですか!僕達も行きたいですよ!!」

「行きたいも何もお前らは仕事があるだろ。」

「今すぐ、兄貴に聞いてきます!!」

「でも、王都に行くのに普通は3日くらいかかるよ?」

「それは長いな。」

「5人だったらね。」

「どういうこと?」

「俺は竜騎士なんだよ。だから、竜と契約してるんだけど、ここら辺にいる契約竜は飛竜しかいないから、3人しか乗れないんだ。」

「えぇ、竜騎士ってなに。竜とか本当にいるんだ!!」

「というか、キングも体術とか得意じゃないじゃん。騎士なんだから剣の方が得意だよね。」

「まあ、そうだけど、ある程度の自信はあったんだよなぁ。」


「なぁ、行くぞ。」

「え、ジュニアはどうすんの?」

「セイ。悪いが、今回は連れてはいけない。ジュニアにもそう伝えておいてくれ。なるべく早く戻ってくる。」

「了解した。」


ピュュウ


 キングが指笛を吹くと空から竜が来た。


「ご主人様、どこへ行きますか?」

「悪いな。今日は3人乗せて王都まで行きたい。」

「それは構いませんが、私に乗れる人など.....」

「あぁ、その心配はない。この2人なら上手く乗れるはずだから。」

「ご主人様がそうおっしゃるのなら構いませんが。」


「へぇ、これが飛竜か。すごいなぁ。やっぱり、竜って大きいなぁ。」 

 相斗はとても興奮していた。


「落ち着け。」

「落ち着いてられないよ。しかも、喋れるって竜ってすごいなぁ。」

「それは、私がご主人様と契約したいるからですよ。」

「へぇ、そうなんだね。竜と契約するのって大変そうだよね。」

「まあ、初めは大変だったよ。」


「おい、竜談義は後にしてくれ。あいつが来た。」

「タケルさぁぁん!!」

「さぁ、乗って。」


 
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