死んだらステータスが『1』上がる異世界生活

1話 異世界転生

「君は死ぬのが好きなんだろ？じゃあ、このスキルをあげよう。」


 そういって神様は俺に『死んだらステータスが『1』上がるスキル』をくれたよこしやがった。



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 俺は橘たちばな 誠也せいや、21歳フリーターだ。別に特にこれといった理由はなかったが俺は自殺をした。

 うだつの上がらない生活だったからか、彼女がいなかったからか、両親が既にこの世にいないからか、理由なんかはいくらでも取って付けれたが、生きるのが無性に嫌になって自殺をした。



「君が橘 誠也だね。自分で死ぬなんてよっぽど死ぬのが好きなんだね。でも、人の命は1度きりだ。君の趣味は人生で1度しか出来ないなんて可哀想じゃないか？だから、僕が君の願いを叶えてあげよう。」


 1時間前、気がつけば目の前にはこの白い空間に白い服を着た金髪のイカレ小僧が俺にそう行ってきた。


 そして、こいつはどうやら神様らしい。俺はさっきも言ったとおり そういって神様は俺に『死んだらステータスが『1』上がるスキル』を手にした。


 そんでもって、俺は今から異世界に転生するらしい。



「それじゃあ、君の第2の人生を楽しんでね。」


「くそったれが。」