50 / 58
ホビットエルフ編
50
しおりを挟むアキラはホビットエルフの生活についてを初日で調べた。
「へぇ、エルフって草食かと思ってたんですけど肉も食べるんですね。」
「はい。やはり、力の源は肉です!私たちは特に戦闘が得意なので皆肉を食べるのが闘争本能などから好きみたいですね。私も大好きです。」
こうして、アキラに色々教えてくれるのはチャチコフの娘のバロアナである。
「となるとこれとか売れそうだな。」
ゴソゴソ
「なんですか?」
「焼肉のタレだよ。」
「ヤキニクノタレ?ですか?」
「うん。これを肉にかけると絶品なんだよ。」
「それはまた...ジュルリ。すみません、はしたない所を。」
「いや、大丈夫だよ。あとで皆を呼んでよ。これの美味しさを伝えたい。」
こうして、アキラはいくつかの商品を売ることにした。
「この森にはどれくらいのホビットエルフが住んでいるの?」
「そうですね。大体、3万5000ほどですね。」
「えぇ、思った数十倍は多いなぁ。」
「この森は何人かの「空間拡張」のスキル持ちが空間を広げていますから、結界内は通常の森の面積より広いんですよ。」
「すごいスキルだね。(スキル図鑑、空間拡張、検索)」
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
「空間拡張」
スキル評価︰B
希少性︰A+
取得者︰800万人(現在121万人)
・エルフが主に得意にするスキル。空間を拡張することができる。便利ではあるが汎用性は少ないためスキル評価は微妙である。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
「(へぇ、こんなスキルがあったんだ。キラーさんとの「擬似空間」とかと類似してるとこがあるのかな。)」
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
ボフッ
アキラは用意された宿谷のベッドへとダイブした。
「ふぅ、今日も疲れたなぁ。そんな時はこれを飲もう」
・栄養ドリンク 5000円
高価だが値段以上の効果が期待できる。多少の病気ならこれでも治る。
ゴクゴク
「うげぇ、不味い。だけど、健康のためだから仕方ない。」
アキラは我慢しながらも栄養ドリンクを飲み干した。
「そうだランダム開けるか!最近、ランダムの購入上限が10まで上がって、いいランダムは2になったっていうのにここ数日はスキルの一つも出なかったな。スキルの出る確率ってどれくらいなんだろう。」
「(検索、ランダムでスキルの出る確率。)」
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
検索がヒットしました。
ランダムでスキルがでる確率は0.5%、いいランダムでは3%、ものすごくいいランダムでは10%、一番いいランダムではら50%となっております。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
154
あなたにおすすめの小説
魔王を倒した勇者を迫害した人間様方の末路はなかなか悲惨なようです。
カモミール
ファンタジー
勇者ロキは長い冒険の末魔王を討伐する。
だが、人間の王エスカダルはそんな英雄であるロキをなぜか認めず、
ロキに身の覚えのない罪をなすりつけて投獄してしまう。
国民たちもその罪を信じ勇者を迫害した。
そして、処刑場される間際、勇者は驚きの発言をするのだった。
タダ働きなので待遇改善を求めて抗議したら、精霊達から『破壊神』と怖れられています。
渡里あずま
ファンタジー
出来損ないの聖女・アガタ。
しかし、精霊の加護を持つ新たな聖女が現れて、王子から婚約破棄された時――彼女は、前世(現代)の記憶を取り戻した。
「それなら、今までの報酬を払って貰えますか?」
※※※
虐げられていた子が、モフモフしながらやりたいことを探す旅に出る話です。
※重複投稿作品※
表紙の使用画像は、AdobeStockのものです。
裏切られ続けた負け犬。25年前に戻ったので人生をやり直す。当然、裏切られた礼はするけどね
竹井ゴールド
ファンタジー
冒険者ギルドの雑用として働く隻腕義足の中年、カーターは裏切られ続ける人生を送っていた。
元々は食堂の息子という人並みの平民だったが、
王族の継承争いに巻き込まれてアドの街の毒茸流布騒動でコックの父親が毒茸の味見で死に。
代わって雇った料理人が裏切って金を持ち逃げ。
父親の親友が融資を持ち掛けるも平然と裏切って借金の返済の為に母親と妹を娼館へと売り。
カーターが冒険者として金を稼ぐも、後輩がカーターの幼馴染に横恋慕してスタンピードの最中に裏切ってカーターは片腕と片足を損失。カーターを持ち上げていたギルマスも裏切り、幼馴染も去って後輩とくっつく。
その後は負け犬人生で冒険者ギルドの雑用として細々と暮らしていたのだが。
ある日、人ならざる存在が話しかけてきた。
「この世界は滅びに進んでいる。是正しなければならない。手を貸すように」
そして気付けは25年前の15歳にカーターは戻っており、二回目の人生をやり直すのだった。
もちろん、裏切ってくれた連中への返礼と共に。
お花畑な母親が正当な跡取りである兄を差し置いて俺を跡取りにしようとしている。誰か助けて……
karon
ファンタジー
我が家にはおまけがいる。それは俺の兄、しかし兄はすべてに置いて俺に勝っており、俺は凡人以下。兄を差し置いて俺が跡取りになったら俺は詰む。何とかこの状況から逃げ出したい。
宮廷から追放された聖女の回復魔法は最強でした。後から戻って来いと言われても今更遅いです
ダイナイ
ファンタジー
「お前が聖女だな、お前はいらないからクビだ」
宮廷に派遣されていた聖女メアリーは、お金の無駄だお前の代わりはいくらでもいるから、と宮廷を追放されてしまった。
聖国から王国に派遣されていた聖女は、この先どうしようか迷ってしまう。とりあえず、冒険者が集まる都市に行って仕事をしようと考えた。
しかし聖女は自分の回復魔法が異常であることを知らなかった。
冒険者都市に行った聖女は、自分の回復魔法が周囲に知られて大変なことになってしまう。
僕の秘密を知った自称勇者が聖剣を寄越せと言ってきたので渡してみた
黒木メイ
ファンタジー
世界に一人しかいないと言われている『勇者』。
その『勇者』は今、ワグナー王国にいるらしい。
曖昧なのには理由があった。
『勇者』だと思わしき少年、レンが頑なに「僕は勇者じゃない」と言っているからだ。
どんなに周りが勇者だと持て囃してもレンは認めようとしない。
※小説家になろうにも随時転載中。
レンはただ、ある目的のついでに人々を助けただけだと言う。
それでも皆はレンが勇者だと思っていた。
突如日本という国から彼らが転移してくるまでは。
はたして、レンは本当に勇者ではないのか……。
ざまぁあり・友情あり・謎ありな作品です。
※小説家になろう、カクヨム、ネオページにも掲載。
お前には才能が無いと言われて公爵家から追放された俺は、前世が最強職【奪盗術師】だったことを思い出す ~今さら謝られても、もう遅い~
志鷹 志紀
ファンタジー
「お前には才能がない」
この俺アルカは、父にそう言われて、公爵家から追放された。
父からは無能と蔑まれ、兄からは酷いいじめを受ける日々。
ようやくそんな日々と別れられ、少しばかり嬉しいが……これからどうしようか。
今後の不安に悩んでいると、突如として俺の脳内に記憶が流れた。
その時、前世が最強の【奪盗術師】だったことを思い出したのだ。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる