異世界でネットショッピングをして商いをしました。

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｢確かにそうだよなぁ。俺がするのは商売だ。原価から値段を考えるよりその物の価値から値段設定をする必要があるのかぁ。｣



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｢ご主人様、どう思いますかアキラ様は。｣

｢異常だな。仕入れ元が分からず、昨日密偵を送り込んだが、外出どころか部屋から出た気配もない。どうやってあれほどのものを用意した。まあ、なんにせよアキラ殿は悪い御仁ではないさ。これからいい関係を築けるだろう。｣



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｢アルマッドさんから商業権は貰ったからこれから商売は出来るそうだけど、やっぱり露店よりアドバイス通り店舗構えた方がいいよね。｣


  アキラはアルマッドに店舗を構えた方がいいとの助言を貰った。そして、その時にオススメの物件などのリストも貰った。


 アルマッドはアキラが思う以上に好かれていたのである。



チリーン


｢いらっしゃいませ、物件のお探しですか？｣


 きちっとした感じの女性の三十路ちかいおばさ....お姉さんがアキラを接客した。


｢アルマッドさんにオススメされてきたのですが、商売するための店舗が欲しくて。｣

｢領主様から.......。はい、わかりました。では、賃貸がご希望ですか？｣

｢はい、賃貸で。｣


 アキラは食い気味に賃貸を希望した。


｢でしたら、ここがいいですわ。｣

 受付の人がおすすめしてくれたのは都市の中心部にある店舗で有名な商会が使っていたところだが、最近撤退したのだそうだ。


｢あぁ、いいかもしれませんね。｣


 アキラは月の賃料を見た。


｢金貨5枚！！｣

｢はい、ここはいい物件ですのでそれくらいするかと思われます。｣

｢(月500万円とかどんだけだよ.....。まあ、今はお金に余裕があるからいけるけどさ...。)｣


 アキラは少し考えた。


｢わかりました。では、ここでお願いします。｣


 悩んだ末にここに決断した。アキラはアルマッドへと月の万能薬の卸でもらう金貨100枚を考えてここに決断したのである。


｢それでは、本日からお使いになられるのでご覧になってみてはどうでしょうか？｣

 そう言って受付の人は鍵を渡した。

｢ありがとうございます。｣


 契約書に名前を書き、アキラは店を去った。



｢いやぁ、それにしても異世界の字が勝手に読めたし、書けるってテンプレの異世界補正が俺にもかかってたんだなぁ。まあ、そんなことより明日から出来るのかぁ。不安あるけど、楽しみだなぁ。｣