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13話 作戦実行
しおりを挟む「じゃ、皆のものたちよ、作戦通り行くのじゃぞ!!」
「うん!!」
「それでは、Aクラス対Cクラスの開戦!!」
AクラスとCクラスが戦うステージは学内にある5000㎡ほどの森の中である。
「ミスト、感知魔法じゃ!!」
「わかった。"精神を研ぎ澄まし、全てを知る力を授けたまえ"」
「いつも思うが、詠唱なんて無駄な知識をよく皆はするのぉ。」
「え、魔法使うのって詠唱が必要じゃないの?」
「いや、なんでもないわい。ミミよ、前の戦いに集中せい。」
「はーい。」
「アリア、左に10人、右に6人いるわ。」
「よし、わかった。部隊1.2.3.4は左を、5.6は右を殲滅するのじゃ。ミストは5.6に身体強化、魔力強化、そして敵に魔法阻害の魔法を打ち、それが終わったら左に行き、後方から攻撃魔法を撃つのじゃ!」
「了解!!」
皆がアリアの指示に従い動いた。
「アリア、あの4人は……」
ミストがそういうと食い気味にアリアが答えた。
「あぁ、分かっておるよ。中央から来ておるのじゃろ。奴らの気配くらいわかるわい。」
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈右での戦闘┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
「"兎突"」
ドンッ
「なんどこいつ、本当にCクラスかよ。馬鹿力すぎるだろ!」
「"地を凍らせ、凍える大地と化せ"」
「って、氷魔法で足が固められて動けねぇ。」
「隙あり!!"兎突"」
「グワッ!?」
Aクラスの生徒は吹っ飛んでいき、戦闘不能になった。
「やるじゃん、ラーク。」
「援護ありがとよ、ビスタ。」
「私の出番がなかったんですけどぉ?」
「まあまあ、サマが出ないに越したことはないよ。」
この3人は部隊5に編成された3人である。
「魔法」は雷と炎の攻撃魔法を得意とする赤髪で赤い目をした女の子のサマ
「魔道」は氷魔法を得意としている黒髪で青い目をしている女の子のビスタ
「魔技」は兎角流という流派を近距離戦闘を得意とする茶髪で黒目の男の子のラークで構成されている。
「それにしてもミストのバフ魔法はすごいわねぇ。いつもの3倍くらいの力が出せてる気がするわ。」
「そうだよな!俺も突きをした時の感触が前とは桁違いだったわ!」
そんな話をしていると、遠くから声が聞こえた。
「おーい、お前ら何話ししてんだよ。終わったのか?」
「おう、そういうそっちは終わったのか?」
「あぁ、終わったぜ。左側は全員殲滅完了だ。」
「相変わらず、悪い顔だな。」
そう、この悪い顔をしているのはCクラスの成績2位の魔法師 カリュブだ。彼の得意魔法は「拘束」「呪い」系統の魔法でAクラスを拘束し、呪い倒したのである。
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―――『私の番には飼い主がいる』
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