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サンデウロ大陸編
1062話 奴隷商人
しおりを挟む「では、報酬は.....」
「まあ、今すぐには貰わない。今後、手を借りる時がくる。その時までとって置かせてくれ。」
「あい、わかった。」
「ナナはここで残ってるか?」
「私に出来ることはありますか?」
「特にはないな。そもそも、そんな大層なことではないからな。」
「では、ここで残らせてもらいます。何か、お土産があれば買ってきてくださいね?」
「あぁ。」
翔は山をおりた。
ここから売られたであろう場所は2箇所心当たりがあるな。右が左かどちらかだ。
だが、左は魔物が多く発生していると聞いた。
おおよそ、右に足を運ぶのが自然か.....。
右の街との距離は100㎞ほどか。
それなら、一瞬だな。
これを試すチャンスだ。
翔は左手に小さな赤い球のようなものを持った。
「100㎞ならこの角度だな。」
そう言って、手首を調整してそれを思い切り投げた。
そして、右手の青い球に魔力を込めた。
すると、一瞬で翔は街の前までいどうしたのである。
これは魔道具の一つで"繋玉"と翔が名付け作ったものである。
赤い球と青い球があり、どちらかに魔力を込めるとどちらかに移動するという転移魔道具である。
移動範囲は半径180㎞でそれ以上離れてしまうと魔力通信が遮断されてしまい、転移は出来なくなってしまう。
「それじゃあ、仕事を始めますか。」
翔は街へと入った。
「まずはこの街の奴隷商人を探すか。」
そう言って、翔は歩いている人に声をかけ、奴隷商人の場所へと向かった。
「というわけで、最近連れてこられた者達はいないか?」
「えぇ、それならいますよ。」
「では、その人らを全員買おう。いくらだ?」
「白金貨が3枚ほどで.....」
奴隷商人はこちらに無理難題を仕掛けて、買わないような値段へと上げてきた。
「いいだろう。」
ガシャ
翔は白金貨を3枚机の上に置いた。
「さぁ、早くしてくれ。」
奴隷商人はまさか払うとは思わず、焦っていたが、それを必死になって隠した。
「あまり、これは使いたくなかったんだけどな。」
翔はため息をついて、目付きを変えた。
「俺を誰だと心得ている。ガロンド初代国王の如月 翔だ。俺の言うことが聞けないってことは連盟とガロンドを敵に回すと言うことだろうな。」
「覚悟は出来ているんだな。」
翔はそういい、ガロンドの紋様が入った指輪を見せた。
「ガロンドというのはここ数年で強国の仲間入りをしたと言われている.....」
「あ、あぁ..........」
奴隷商人は自分がとんでもないことをしたのだという妄想にかられていた。
「(わ、わたしがガロンドの初代国王様に無礼をしてしまった.....。強国で領土を増やしたいであろうガロンドに大義名分を与えてしまったようなもの.....私はなんてことを.....。)」
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