テンプレを無視する異世界生活

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サンデウロ大陸編

1060話 魔法解析法

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"異空間・小"

"解凍"


バリンッ



 翔は3人を氷漬けから解放し、ドーム型の小さな空間の中に入れた。


「さて、君たちが何者か教えてもらえるか?」

「𓀌𓀎𓀠𓀌𓀠𓀋𓁩𓀼𓁠𓁅𓁠」

「何を言ってるのか分かりません。」

「まさか.....この言語は.....ヒュテテ族か。」

「ヒュテテ族ってあの"伝説の武人"という物語に出てきた武人ですか?」

「あぁ、そうだ。大昔にいた民族で唯一言語だけが残っていると言われていた奇怪な民族だったんだ。」


 翔はナナに言語共有をし、ヒュテテ族の言語が理解できるようにした。


「まさか、ヒュテテ族に会えるとは思ってなかったな。」

「貴様!何故、その言語を話せる!何者だ!」

「趣味で多言語を話せるんだ。それより、ヒュテテ族なのか?」

「いかにも、我らはヒュテテ族の血を受け継いだ戦士だ。」

「それで、なんで俺たちを襲った?」

「我らの領域まで足を伸ばしたからに決まっているだろう。」

「なるほど、ここに住んでいたのか。」

「そして、こいつらのこの強さ.....うん、納得だ。ある程度の冒険者なら多分殺されるし、ここの人気はそもそもが少ない。」

「そりゃあ、今まで発見されないのも頷けるな。」

「まあ、安心してくれ。君たちに危害を加えるつもりは毛頭ない。では、これで。」

「おい!まて!ここから出せ!!」

「安心しろ。一時間で消滅するように組み込んでおいたから。」

「翔さん、もう行ってしまうのですか?」

「何か聞かなくてもよろしいので?」

「まあ、そうだな。好奇心はあるが、彼らとで一人の武人。あまり、プライドを貶すようなことはしたくない。」

「そうなんですか.....」

 ナナは少しばかり寂しそうだったが、納得はしたようだ。




「それにしても、いきなり氷漬けにするとかナナもえぐいんだな。」

「あれは正当防衛です。」

「というか、どうやって魔法陣なんか組めるようになったんだ?あれは、普通の人ならば十年レベルの努力さえ意味が無いとされているだろう。」

「それは、自分がすごいと言いたいんですか?」


 ナナは少し意地悪そうに聞いた。


「そうだな。俺はすごいな。」

「そうですか.....」

「ま、まあ、私も天才ですから魔法陣の法則的なものは理解しました。」

「アイン法で私は解いてます。」


 この世界にはアイン法とシュタイン法という二つの魔法解析法が主流なのである。

 アイン法は魔法陣に書かれている文字の法則性から組み合わせるという一般的と言われているものである。

 シュタイン法は魔法陣を属性別など差別化し、共通項を見つけ、それらからどのような魔法が効率的かを調べる天才型と呼ばれている魔法解析法である。
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