テンプレを無視する異世界生活

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サンデウロ大陸編

1051話 二日酔い

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「おう、起きたか。」

「昨日は庭で寝たらしいな。疲れてたのか?」

「いや、酔っ払った。」


※翔はお酒を一杯しか飲んでおりません。


「酒豪と聞いていたんだがな。」

「いやいや、昼間から飲んでいたのだろうよ。」

「そりゃ、そうだな。あんなに強いやつが酒を飲めないわけないもんな。」


「(いや、飲めないです。)」

「ところで、今日はみなさんは何をする予定なんですか?」

「特にはないな。」


 みんな、即答であった。



「依頼も特にはないし、遊ぶか寝るか食うかしてるだけだ。」

「そんなんで、よく強いですよね。」

「あぁ、まあ天性の才というものだ。」

「いやぁ、こいつらはしっかりと鍛錬してるさ。だが、努力はダサいと思っているから、あまり声を大にしては語りたがらないのさ
。」

「ですよね。知ってました。ここにいるみなさんが、みな努力家だということは。」


 みんなは少し照れくさそうにしていた。


「そんなことより、飯でも食うか。」

「コジロウ、なんか用意してくれ。」

「コジロウさん、頼みますよ。」

「少しの間手合わせでもしようか。」

「いいですね。久しぶりにやりましょうか。」

「お前らな.....。」


 翔は庭でやる手合わせを見学することにした。

 戦う気は毛頭なかったし、二日酔いのため翔は不参加である。


カンカン


「やっぱり、魔法使いたいなぁ。」

「やはり、実戦では魔法は不可欠ですからね。使えないとなると、かなり動きは制限されますしね。」

「では、魔法使える場所用意しますか?」

「いや、朝飯前の運動だからそこまではしなくていい。」

「いえ、すぐ出来ますよ。」


 すると、翔は直ぐに空間魔法で別空間を作ったのである。


「まあ、外からは見えますが、うちからは外の光景は見れないようになってます。」

「魔法はもちろんこちらまで飛んでくることは無いので、十分にやりあえますよ。」

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