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サンデウロ大陸編
1029話 国に訪問
しおりを挟む花の回収を終え、翔はどこか洞窟のようなところを探した。
すると、近場に小さな洞窟を見つけた。そこには、生命反応もなく、深さもちょうどよかった。
そこに腰をかけ、翔は落ち着いた。
「やはり、新しいものというのは楽しいものだ。」
と翔は心の中で噛みしめ、そこで一夜を過ごした。
┈┈┈┈┈次の日┈┈┈┈┈
翔は森に入った。
そして、気になっていた動植物を観察、採取していった。
「はぁ、疲れた。久しぶりに身体を動かしたか。いや、あの戦いほどではなかったな。」
実に翔が一日で見つけた動植物の数"3195"種類。
これは、この森の96%の生物の数である。
「やはり、探知魔法というのは便利で仕方ないな。」
「昔、アマゾンで動物を探していた時もこれがあれば1週間も滞在する必要はなかったのにな。」
「明日は国へと足を運んでみるか。」
翔はそう言い残して眠りについた。
┈┈┈┈┈また次の日┈┈┈┈┈
翔は朝っぱらから活動を始め、7時くらいには森を抜け、近場にある国へと足を運んだ。
リーデル
ガロンド
森森森
森森森森森
森森森
森森森森森
森森森
国
簡略化をすればこのような構図である。
リーデルからガロンドの距離を見てもらえば分かるが、ガロンドからこの国へと来るのには大変な労力が必要なのである。
「久々だな。門をくぐり国へと足を運ぶのは。」
翔はそんな久しぶりのことに心を踊らせながら近づいて行った。
「ここへはどういったご要件で?」
「旅だ。」
「そうですか。では、何か身分を証明できるものはお持ちですか?」
パッ
翔は冒険者カードを見せた。
「あなたはZランク冒険者でしたか!どうぞお入りください。」
「ありがと。」
身分証といったらこれくらいのものしかないのが困るな。
さすがにガロンドの前王とも言うわけにはいくまい。
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