テンプレを無視する異世界生活

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サンデウロ大陸編

1020話 リザードマン

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 人語を喋るリザードマン。

 魔法や加護無しで人語を喋るリザードマンがここの森の中にあると聞いた。

 なぜ喋れるかは大体の検討はついている。

 おおよそ、いい意味合いではないことくらいは直ぐにわかる。



サササ


 それに、先程から誰かに見られ、追跡されているな。


 かなりの凄腕ではあるが、俺の探知魔法の前ではあまりそれは意味をなさない。

 後方と左側方に1人ずつか。

 連携もかなり取れていて、手練であることは間違いないようだ。

 強さで言うとSSランク冒険者成り立てくらいといったところか。


 翔はしばらく歩いていった。


「(ん?動きが何やら不穏になってきたな。)」

「(ふっ、仕掛けてくるな。)」

 

 翔は疲れたふりをして少し足を止めた。

 すると、木の影から2人出てきて、翔を襲った。


「うん、いい連携だ。」


 そう言いながら翔は水魔法で動きを止め、小刀を2人の首筋につきつけた。


「やっぱり、リザードマンか。」

「兄上!」

「あぁ、弟!」


グッ


 2人はどうにか脱出しようと試みた。


「それは無理だよ。君たちの力じゃ動くことは無い。」

「それに、安心してくれ。俺は君たちの話を聞きたいだけなんだ。」



┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈


 翔は持ち前のトーク力で何しにここに来たのかなどを話した。


「そうだったのか。」

「いきなり襲ってすまなかった。」

「気にしないでくれ。ナワバリに入られて攻撃するのは当然だ。」

「そういった意味でもこの場所はとてもいい場所だ。」

「それすら、あんたに止められたがな。」

「まっ、俺は別格だからな。」


 翔は強気にそう言った。


「ここだ。」


 少し歩くと、そこにはリザードマンの里が見えてきた。


「ここが最後にリザードマンの里か!」


 そこには、森の中にあるとは思えなほどの水源があり、そこには泳いでいるリザードマンや陸地を歩き武器を持っているものなどがいた。


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