1,042 / 1,116
神編
1010話 決着
しおりを挟む「翔。お前は教えたこの技は同時に打つことは可能だと思うか?」
「いや、それはない。この技は上手くいって一度に2箇所が限界だ。」
「お、でも2箇所はいけるのか。」
「上手くいけばだけどな。」
サッサッサ
「俺は3箇所を同時に打てるぞ。」
「有り得ない.....。」
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
「(師匠、やっぱりあんたにはまだかないそうにはない。こんなに力を得て、武術でやっとあんたと対等くらいだ。)」
ドンドンドン
翔はアイントに3発の攻撃を打った。
すると、アイントは眠るように倒れた。
"阿劉流 五死"
ある特定の5箇所を的確に損傷を与えることによって、血流を止め、脳の機能を低下させ、眠るように衰弱していき、後に死に至るという暗殺一家である旧阿劉流の技を改良した必殺技である。
死亡率は98%ほどで30秒も経てば確実に死んでしまう禁じ手である。
「これはあいつの分だ。」
ドォン
バタッ
翔の拳はアイントの眼前で止まり、衝撃波のみを発生させ、翔は倒れた。
魔力の消費量が多すぎたのである。
「回収!!」
「はい!!」
リーデルから救護班がやってきた。
翔はこの救護班にあらかじめスタンバイしてもらっていたのだ。
「ファンドさんも回収しますか.....」
「当たり前だ!!ファンドさんはまだ死んでいない!」
「え?」
「話はあとだ!さっさとしろ!」
「分かりました!」
「すみません!!!」
「なんだ!口を動かしてないで.....」
「二皇がいません..........」
「なんだと!!」
そこには翔とファンドしかいなかったのである。
「仕方ない、とりあえずはお二人を連れていくぞ。」
「分かりました。」
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
「はぁ..........はぁ..........」
ガサガサ
「危なかった..ウォェ.....」
バシャッ
「私にこれほどまでにダメージを与えると.....ゴホッゴッホ」
「しかし、やつの手は.....次こそは.....」
「やはりな。こうすると思っていましたよ。」
「ム、ムーシャ.....」
「あの時もこうでした。ですが、2度同じようにはいきません。ぬかったな小僧。」
「死ね」
グサッ
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
2,186
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる