テンプレを無視する異世界生活

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神編

998話 アイント

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「お前が二皇の一人か。意外とちっちゃいんだな。」

 アイントは身長が171.4cmの緑髪の長髪と髪色も身長もこの世界では珍しい。

「そういうあなたは誰ですか。」

「名乗る程でもない。」

「そうですか。」


ドゴォン


パラパラ


「いきなりの挨拶がこれか。」

「なるほど。ただの雑魚ではありませんね。殺すつもりで撃ったのですがね。」


「(全く見えなかった。何をされたのかは分からなかったが、死ぬほどガードしたところが痛いな。まあ、そんなのは慣れている問題は無い。)」


 アイントは翔に魔力を固めたハンドボールくらいの物を高速でぶつけたのだ。

 簡単に言えば、衝撃をめっちゃうけるハンドボールを翔の目で捉えられないほどの速さでぶつけたということだ。


「覇気は感じないが、二皇というのも嘘ではないようだな。」

「なに。」

「俺の知っている強いやつは全員覇気を感じた。だが、お前にはそれを感じない。自分の強さに驕っている証拠だな。」

「凡人の貴様には感じ取れないだけだ。」

「ハッハッハ。」

「何がおかしい。」

「凡人なんて言われたのは初めてだったもんで。」

「はっ。貴様こそ自らの力を過信しているようだな。」

「なあ、なんでお前は革命を起こそうなんて考えたんだ?」

「理由などない。」

「世界がつまらなくなった故に余興としてな。」

「そうか。なら、大丈夫だ。」

「何がだ。」


「お前を殺しても俺は心残りはないから、安心してぶっ飛ばせるってことだ。」

「そうか、その口がきけるのも.....ガハッ」


 アイントはいきなり吐血した。


「お前は本当に二皇か?今の攻撃くらいはかわしてくれよ。」

「貴様、何をした.....。」

「そんなのも分からないのか。」


 アイントの腹部には殴られたような後がついており、そこには魔力を使ったであろう魔力痕がついていた。


「空間魔法か。」

「ご名答。」

「空間魔法使いとやるのはあのジジイぶりだな。」

「ムーシャさんとやったことがあるのかお前。」

「あぁ、あのジジイを三楼さんろうから四覇しはに落としたのは私だからな。」


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