テンプレを無視する異世界生活

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神編

995話 特班

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「ちくしょぉぉぉ!!なんっでだよ!」

「落ち着いてくださいよ。」

「何故だ.....ことごとくやられていくぞ!」

「どうやら、敵の方が一枚上手だったんです。」

「せっかく、"パラサイトリブロ"まで持たせてやったのに。」

「魔界へ攻めていくのが失策だったかと.....。」

「まあ、いい。壊す国は一つでも十分だ。やつらに伝えろ。"リーデルを落とす"とな。」

「わかりました。」



┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈



「敵が撤退していきます!」

「なんだと!」

「こちら、カレント班長。カレントからも撤退していきます。」


「翔様、各国から敵が撤退していく模様です。」

「みんなに伝えろ。リーデルへと向かえ と。やつらはリーデルに集合しようと考えているはずだ。」


 リーデルは狙われている各国から唯一アクセス出来る国だ。いっぺんに集まるとなるとリーデルへ集まるのが一番の近道だ。

 しかし、それは結構きついものがある。もちろん、それに対しての対策はあった。こうなることは予測もされていたからな。

 だが、簡単に倒しているように見えているが、現状は厳しいといったところが本音だ。


 それが、集まられたら正直勝てる見込みは本来より少なくなってしまう。

 しかも、今俺の前には二皇にこうらしきやつがいる。既に誰かがいることは気づかれているだろうが、正確な位置まではわからないだろう。


「特班"光"に伝えてくれ。出来るだけ敵を"殲滅"せよと。」

「わかりました。」


┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

「と、翔様から。」

「おぉ、そうか。やっと、俺らの出番だ。いくぞ。その足でやつらを根絶やしにすることがお望みだそうだ。」

「了解。」


 ジルコ率いる特班"光"はこのために用意されたものであった。

 リーデルへ来る敵を1人でも多く減らすために作られたのである。


「おい、あと目的地までどれくらいだ。」

「この速さでいくと30分くらいだ。」

「へっへっへ、これで俺らの革命も成功するな!!」


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