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神編
988話 懐かしの4人
しおりを挟む「前方に敵を5人ほど確認!」
「了解!」
シャラドラは平地を走り抜け、敵のいる所まで走っていった。
もちろん、場所は開けているため敵にもこちらは認知されてしまっている。
"風分身"
フェルはシャラドラの分身をあっという間に20体作った。
しかし、敵もかなりの使い手。
「焦ることはない!魔力をしっかり見ろ!本物の攻撃にのみ集中しろ!!」
5人はシャラドラ本体の攻撃にのみ的を絞った。
「確かに、見分ける力は本物だねぇ。」
「だけど、フェルの分身は俺と同じくらい痛いっすよ!」
スパッスパッ
フェルの分身の攻撃は相手の肌を豆腐のように軽く切ってしまったのである。
「攻撃自体が軽いからって舐めてたらいかれるよ?」
20体の切れる拳にリンチにされた5人は大量出血は免れなかった。
目の前がクラクラし始めていたのであった。
「お前ら、ここは一時退散だ。」
「させるわけないっすよ!!」
" 鮫牙拳"
「ナイス。」
「フェルこそ、いい援護だったよ。」
グッ
2人は腕を交わらせ、互いの目を見た。
「リン、相手の数は?」
「11.12.13.....。13人よ。」
「多いな。ギダがあっちにいくころには5人は仕留めておくわよ。」
「わかった。」
木の上に登ったリンは200mほど遠くにいる敵へ矢をはなとうとしている。
ギダはリンの攻撃に気を取られている敵を始末するという役だ。
ジュパジュパ
「グハッ」
バタ、バタ
リンは早速2人の敵の頭を打ち抜いた。
「相変わらず精度がえげつないな。」
「敵襲だ!!隠れろ!」
革命軍は攻撃に気づき、身を隠した。
"操射"
ジュパジュパ
「ガアァァ」
バタ、バタ
矢を操作して、木の後ろから丸裸の敵をさらに2人倒した。
「おいおい、俺が行く前に全部倒すなよリン。」
「わかってるって。それに、一人強いやつがいるよ。」
ギダはどんどんと走り抜ける。
「あいつだな。」
敵の中の一人に八冥ほどの実力者がいた。
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