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神編
987話 最強のコンビ
しおりを挟む~カレント南西部~
「じゃあ、行きますか。」
"アルーシャ出身 SSSランク冒険者 序列5位 堅牢のウォート"
「足だけは引っ張るなや。」
"シュテンダム出身 SSSランク冒険者 序列4位 青楼武人 オイリー"
2人はカレント南西部を任されている冒険者のチームだ。
個々の力は他の者達と同等もしくは劣るが、この2人の組み合わせはZランク冒険者が3人分とまでいわれている。
「敵がきたよ。」
前から敵が5人ほど向かってきた。
「あれいくぞ。」
「了解。」
"水牢"
ウォートが作り出した水の檻は切れない壊れない特殊な水でできたものだった。
"油蛇"
オイリーの身体から油で出来た蛇のようなものが出てきた。
その蛇はウォートの作り出した檻の格子部分に混ざりあった。
すると
ドドカァン
ありえない程の爆音が檻の中に響き渡った。
オイリーが出す"油蛇"は液体に触れると、その液体を媒体に爆発するようになっていたのだ。
本来ならば油蛇は地形破壊などにより、危険すぎるが故に使うことを制限される魔法だ。
しかし、"水牢"のなかでは壊れることも音が漏れることもない。
すなわち、この2人は"最強のコンビ"と言わざるを得ない。
「音が漏れないはずなのに、衝撃は少しくるんだな。相変わらず下品な技ですね。」
「うるせぇよタコ。お前の攻撃力のクソもない技よりはマシだ。」
バチン
2人は無言でハイタッチを交わした。
~アルーシャ北西系~
「こちら、いつでもいけるぞ。」
「こっちもOK。」
「こっちも大丈夫です!」
「みんな、久しぶりに暴れるわよ!」
ギダ、フェル、シャラドラ、リンの4人のチームである。
「シャラとフェルは右だ。」
「じゃあ、そこの夫婦は左ね。」
ギダとリンは結婚をしていた。
「からかうんじゃねぇよ。」
「ちゃんとリンを守るんですよギダ!」
「だから、うるせぇえて!!」
2手に分かれた。
「フェル、後ろからの援護頼みますよ!」
「任せなシャラ!!」
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