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新世界編
941話 仙人との戦い
しおりを挟む「まさか、俺の事を気づけるとは思わなかったな。」
「そうか。だが、あんたは少し油断したな。」
「バレてしまったとは、鍛錬が足りないようだな。」
このじんべいみたいなものを着ているやつは恐らく仙人みたいなものだろう。
魔力以外の何か莫大な力を感じる。
皇帝が俺に悪意を向けてきたほんの一瞬。ほんの一瞬だけ、この部屋に何者かがいることがわかった。
気のせいと言われれば気のせいと思うほどの不自然さしかなかったが、皇帝の護衛がいないはずないと思ったから、かまをかけてみたら、まんまといやがったよ。
「ほう、この男を借りたいとな。」
「おいおい、勝手なこと言うなよ。俺はそんなことはしないぞ。人の世界に住むなんて考えられない。」
やはり、この男は仙人だったか。
「じゃあ、こうしよう。あんたが剣で勝てたら今回の件は全部チャラにしよう。だが、負けた時はこちらの要求を全てのんでもらう。これでどうだ?」
「なるほど、そうきたか。それは、俺の実力を知ってのことなんだろうな?」
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