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新世界編
939話 皇帝の顔
しおりを挟むビャン
おっと、後ろの実力の100人ほどが撤退しやがった。
「"後ろのヤツらが撤退した。今いるヤツらで最後だ。"」
その10分後に完全に全滅させた。
今回の件はこの場にいる人に口止めがされた。
まあ、後々バレるのだからあまり意味は無いが、形式上、こういった処置は必要なんだろう。
「皇帝に会わせろ。」
翔は皇帝がいる部屋の前で護衛にそう言った。
「なるほど。何も返してくれないわけね。」
致し方ないな。今回の件で当たり前のように守ってもらっておいて、礼がないのはいかんよ。
と翔は大義名分にして、皇帝の顔を見ようとしていたのだ。
もちろん、してはいけない行為の一つとされていて、皇帝に手を出すと実刑は免れないと言われているが、翔の好奇心はそれを上回ったのだ。
「力ずくでやるしかないか。」
「入るがいい。」
部屋の中からその声が聞こえた。
その声を待ってましたよ。
ガチャ
部屋に入ると、椅子に座っている皇帝であろう人の後姿が見えた。
「あんたが皇帝か?」
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