939 / 1,116
新世界編
920話 旅の料理人
しおりを挟む「感想としては非常に美味しかった。前菜がセオリーである中、型破りにメインを最初に持ってくるのも面白い。」
「私たちが先に食べたのがサラダだったため、胃袋がこういう重いものを求めていたという所につけこんだのかね?」
シュトムはとても興味深そうに聞いた。
「それに、高齢の私たちにも合って、フェン殿のような若者にもうけるような味付けがされていたのが素晴らしい。」
「だが、欲を言うのなら、肉の焼きを1.4秒、卵で閉じた後の時間をあと2.1秒ほど増やしてあげれば、素材で本来の味を最大限に引き出せたと思う。」
「流石の解説だな。」
「そうですね。的確なアドバイスも貰えて、それだけでもあの料理人はこの大会に出た価値はあったでしょうね。」
「では、点数をお出しください!」
「7点、8点、6点、9点、4点」
「合計は34点!これは、高得点です!!」
「おぉ、相当凄いですよこれは。」
「まあ、従来の決勝のボーダーラインを越えてるということはかなりのやり手なんだろうなあそこは。」
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
2,186
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる