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新世界編
918話 もう二工夫
しおりを挟む「はい、そうですね、美味しいと思います。芋のホクホクしたところに、狂言人参の食感がとても面白いですね。胡椒でアクセントもついていて、よかったと思います。」
「ですが、これでは美味しいポテトサラダというだけです。勝ち上がるにはあと二つほど工夫が欲しいという感じですね。」
「ありがとうございます!では、皆さん、札をお挙げ下さい!!」
これは、一人10点の50点満点で採点され、グループないで一番だったものが、決勝へと進出出来るというものだ。
「5点、2点、6点、3点、2点」
「合計18点となります!!」
これが低いのか高いのかはよく分からないが、この料理が基準となるんだな。
「まあ、この大会の平均点は15点なので、悪くは無いんじゃないでしょうか。ですが、決勝のボーダーは一品30点以上ですかね。」
そうなのか。やはり、みんな辛口なのだな。
「おおっと、他のチームも終わりそうですね。」
次のチームはどうやら、前菜ではないようだ。
「こちら、どうぞ。最高の一品です。」
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