テンプレを無視する異世界生活

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新世界編

913話 口実

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俺がなぜ今回の件について自ら話を進めようとしなかったのかと言うと、あと少しで"料理王決定戦"があるからだ!!


正直、それだけのためだ。


ただ、見に行きたかったがために今回はソルバナに任せると言って、仕事を消化しただけなのだ。



チリーン


「いらっしゃいませー」


「え!?陛下ではないですか!」

「どうなされたのですか?」

「いや、料理王決定戦に向けての仕上がりというのを見させてもらおうかと思ってな。」

「わざわざ御足労ありがとうございます。」

「気にしないでくれ。」

「それで、料理の方はどうなんだ?」

「そうですね。とりあえず、形にはなっています。あとは細かい調味料の調整ですかね。」

「素材の味が一番引き立つ調理を日々研究しています。」

「では、今出せる最高の料理を出してくれ。」

「かしこまりました。」


こうして、料理王決定戦に出す料理を出してもらった。

出す品は5品だそうだ。何を出すかは自由だが、ほとんどがフルコースのように仕上げてくると予想されている。


俺は料理に関しては全て任せてあるから何が出るのか楽しみだな。


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