テンプレを無視する異世界生活

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新世界編

907話 技の伝授

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「殿!剣技を教えていただきたく思います!!」


誰が殿だ.....。第四番隊隊長のマースだ。図書館を作って、日本の書物を読んでから俺を殿と呼ぶようになった。


前の戦争(?)で一閃を使っていたが、あれを教えたのは俺だ。


それから、結構な頻度で稽古をつけて欲しいと言われる。

第一印象からは考えられないほどの積極さだ。


まあ、たまには稽古をつけてやるか。身体もなまってしまったらかなわないしな。



翔とマースは稽古場へと移動した。


「今はどんな練習をしているんだ?」

「今は素振りを毎日1万回と30km走ったり、殿に言われた鍛錬は毎日行っていますね。」

「そうか。それなら、足腰は大丈夫そうだな。」

「騎士団というのは基本的に単体の敵と戦うことがない。特に第四部隊はな。だから、複数の敵を倒すための技を教えてやろう。」

「じゃあ、俺に攻撃してみろ。」



2人は木刀を持ち、構えた。



「では.....」


マースは翔に攻撃を仕掛けた。



 
シュッ



ドンッ



翔の木刀がマースに当り、マースはその場で倒れた。



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