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新世界編
883話 魔力の限界へ
しおりを挟む事実、魔武器の動きは鈍っていた。
「(さすがに魔力を使いすぎたな。魔武器をあんなに出して、維持してるのはしんどいものがあるな。)」
翔の魔力が少なくなっていたため、操作するのが難しくなっていた。
だが、それ以上にクロは追い詰められていた。
避けても避けても向かい続ける魔武器に脅威と焦りを感じ始めていた。
「(魔武器だからどんな効果があるかは分からない。迂闊に触ることが出来ないのは本当にきついな。)」
魔武器の中でも毒を含むものや痺れなど様々な効果があると知っているため、安易な行動が取れないのであった。
「そろそろ決めなきゃ俺の魔力が危ないな。」
翔は一本の魔刀だけ速度を極端に速くし、他の魔武器は速度を落とした。
「(なるほどね。翔はこれで決めるつもりだな。)」
クロは刀を特に警戒していた。
そして、数秒後に刀がクロへと飛んで行った。
「速くなっただけでそれ以外は変わってないな。」
そう言って、クロは右へと避けた。
ザクッ
「なんでここに.....」
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