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新世界編
880話 道具の強さ
しおりを挟む「お二人とも、あまり暴れないでくださいよ?」
「わかってるよ!」
「大丈夫だ。」
「では、開始!」
ポンッ
翔はクロとの距離を広げた。
後ろに下がりながら、手に持つ10本のナイフをクロへと投げつけた。
それは、同じ速度で投げられたように見えたが、ナイフがそれぞれ違う速度でクロの方へと向かってくる。
少し違和感を感じながらもクロは余裕で避ける。
「翔!俺に小細工は.....」
クロは本能で感じた。
"右に避けなければ.....死"
クロはそう思い右へと避けた。
「ちっ、さすがにわかるか。」
そう言うと、翔とクロの直線上にナイフが飛んできており、翔はナイフを掴んだ。
「どこから飛んできたんだ.....それより!翔は本気で俺を殺しに来ただろ!!」
「さっき、俺の国で暴れた仕返しさ。まあ、クロなら避けられると思ってたさ。」
「まあ、あれほどのこと避けれて当然だ。」
クロは少し照れながらそう言っていた。
ザクッ
「痛ッ」
クロの脇腹にナイフが刺さっていた。
「これは読めなかっただろ?」
翔は悪ガキのような顔をしていた。
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