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新世界編
870話 もしかしたら強い
しおりを挟む「なんの手応えもなかったな。」
「そうですね。」
「俺なんか出番すらなかったぞ。」
スネーは偵察部隊のため、戦いには参加できなかった。
「それにしても、こんなにも弱いとは思わなかったよな?」
「確かに。」
「もしかして、俺ら強いんじゃないか?」
「そうかもしれない。いつもはファンド隊長にボコボコにされているが、あの人が異常なだけで俺らは一般的にはメチャ強かもしれない!」
「誰が異常だって?」
「隊長!!!」
みんなの背筋が伸びた。
「まあ、お前らは強いよ。一国の兵力と比べても優れど劣ってはいないぞ。」
心の中でみんなは思った。
そんな兵力がある俺らをこの人は軽々と潰してくるこの人の強さとは.....
「それより、隊長!捕まえたやつらはどうなるんですか?」
「それは、陛下が言った通り人質になり、金を得るために使われるだろうな。」
「相手の国も可哀想にな.....兵が全滅していた方がよかったかもしれないな.....」
「何故ですか?」
「俺にもわからん。だけど、あの人のあの意地悪そうな顔はろくなことを考えてはいない.....。」
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