テンプレを無視する異世界生活

新世界編

867話 生け捕り作戦

「第二部隊、どうだ？」

「敵の数はやはり2000人程度ですね。強者の気配も感じられません。」

「そうか。じゃあ、戻ってきてくれ。」

「はい！」



「やはり、相手の兵力は伝えたほどしかいない。正直、お前らの相手になるとは思えないわけだ。」

「だから、一つだけミッションをかそうか。」

「全員を生け捕りにしろ！」



「何故ですか！！」

「考えてもみろよ。兵全員を殺すするより、兵全員を人質にして法外な身代金を貰った方が得だろ？」

「正直、うちの国はお金はいくらあっても困らない状況でな.....」

「確かにそうですね！やはり、陛下は聡明ですね！」



まあ、馬鹿な王に派遣された兵が可哀想ってのも理由だけどな.....


「じゃ、みんな。全力で実力差を見せつけてこい！！」

「はい！！」


こうして、歩いてくる2000人の兵を門の前で150人の獣人の兵が構えていた。



「隊長、相手の兵力はやはり少ないですよ！」

「そうだろう！うちの王も新しく出来た国を潰すなんて鬼畜なことをするよな。ハッハッハ！！」