テンプレを無視する異世界生活

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新世界編

862話 道具の可能性

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「では、各部隊の隊長は前へ。」


第一部隊はファンドではなく、副隊長とレオが出た。



ファンドは騎士団長であり、色々と別格なためである。



「これから戦闘をするにあたって、俺は誰一人として命を落とすことを許さない。だから、隊長である君らが部下を守り、部下を引っ張ってやっていってくれ。」

「そのためには力が必要となる。だが、一朝一夕で身につくものでは無い。しかし、それを可能にするのは道具だ。」

「農民でさえ、槍を持てば人を殺せる。子どもだって、銃を使えたら人を殺せる。武器には無限の可能性がある。」

「そこで、君ら10人には最高の武器を持っていて貰いたい。」


「一人ずつ前へ。」


レオが前へでた。


「レオ。勇敢で屈強なお前にはこれが1番似合う。」


翔はミールから受け取ったカバンから大剣を出した。


「こいつはクリスタルタイガーの素材を使われて造られた逸品だ。」

「はっ。有り難き幸せ!!!」


「スネー!」

「はい!」

「お前には稀霊の杖を渡したな。」

「はい!」

「だが、お前の強さはその蛇の目だ。」

「これをやろう。」



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