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新世界編
850話 開いた扉
しおりを挟む「これはどういった仕掛けなんだ?」
「これは、岩の配置場所が鍵になっているタイプのやつだろう。これを正規の配置にすることによって、どこかの仕掛けが作動する。」
タッタッタッ
「隊長の言った通りありました!」
「やはりそうか。」
「何があったんだ?」
「扉だ。この仕掛けを作動させたら岩の扉が開くのだろう。岩に少しの亀裂が入っているだけでは気づかないだろうが、扉を作るとなると空気の移動が必ず行われる。」
「それを見つけたってことか。」
「あぁ。じゃあ、この仕掛けを起動する。準備はいいか。」
「はい!」
「おう。俺らはいつでも。」
カチャカチャ
スネーは岩をズラした。
ゴゴゴゴゴゴゴ
「隊長、開きました!!」
洞窟の奥から部下の声が聞こえた。
「よし、行くとするか。」
みんなは開いた扉の前へときた。
「結界が張られているな。」
「そうだな。」
シュン
結界に触った。
「この結界、一度入ったら出られないようになっているな。」
「何だと!!じゃあ、どうするってんだよ!」
「どこかにあるダンジョンの核を壊しさえすれば結界は解かれる。」
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