テンプレを無視する異世界生活

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新世界編

835話 剣術指導

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「こうして、隠し味に加えてあげると後味がサッと抜けて臭みが消えるんですよ。」


パクッ


「これはうめぇな!!これが本当の料理か.....」

「僕もまだまだですよ。前働いていた所の料理長の足下にも及びませんよ。」

「じゃあ、お互い頑張ろうな!」

「そうですね。」

「頼むぞ先生!」

「はい!!!」



┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈


「翔さん、本当にあの方を呼ぶのですか?」

「呼ぶよ。だって、剣術ならあいつより適任いないでしょ。」

「そうですけど.....。俺は少し苦手ですよあの人.....。」

「まあ、感情があるのかないのかは俺にもよく分からないな。」


ドンドンドン


「陛下、門の前に剣を持った人族が通せと!」

「来たか。ここまで連れてきてくれ。」

「は、はっ!」



トントントン


「居抜、来てくれたか。」

「あぁ。」

「お前にはこの国の奴らに剣術を教えて欲しいんだ。」

「はぁ。」

「やりたくないか?」

「わからない。」

「じゃあ、やってくれるか?」

「あぁ。」


本当に感情がないなこいつは.....


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