テンプレを無視する異世界生活

新世界編

832話 国民への加護

「それで手を打ってあげるか。」

「それでって.....」

「あと.....」

「わかってますよ。あの部族にも渡せばいいんでしょ！」

「わかっているな。」




こうして、俺は国民の半分とチャメル族へ加護を与えさせた。


国民には


「神からのプレゼントだそうだ。みんなに一つ以上の加護が与えられる。」


と言った。



俺は俺に加護を与えている神にも加護を与えて欲しいと言った。


その際、俺も加護を二つ貰った。



五感が鋭くなる獣神の加護、信頼を得るほど強くなる頭神の加護を貰った。


俺が王になったことによって頭神の加護が貰えたんだろう。


獣神の加護はこの国に獣人が沢山いるから俺から頼み込んだら俺にもくれたんだ。



「我が子らを救ってくれた恩だ。これくらいの融通はいいだろう。」



って言っていた。気前のいいおっちゃんだったよ。




言神の加護を貰わなかったものに関してはちゃんと共通語を覚えてもらうつもりだ。



「王、久しぶりですな。」

「久しぶりだな。よくここまで来たな。」

「もちろんです。加護を与えられたのを知りましたのでな。」