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新世界編
830話 食への意識
しおりを挟む「君たちには料理指導をしてほしい。」
「翔さん、彼らの実力を見なくていいんですか?」
「フェンが選別したんだろ?それなら問題がないだろう。」
「そうですか。」
フェンは少し嬉しそうだった。
「それで、料理指導とは具体的にはどうするつもりなんですか?」
「まあ、基本的にはみんなに小さな店を経営してもらう。といっても国営だから、経理等のことはこちらでやるから心配しないでくれ。」
「料理を提供しつつも、料理を従業員に教えて欲しいんだ。食に関しての関心がこの国自体低いんだ。」
「食べられるだけで幸せっていい考えだとは思うのだが、やはり幸せというのは青天井であって欲しいからな。」
「そうでしたか。だそうだ。みんな、今までとはやることは変わらない。提供するのが人族であろうがなかろうが一生懸命作るのが料理人だ。」
「必ず満足させて帰すんだぞ。」
「はい!!!」
フェンも見違えるように頼りがいが出てきたな。
「では、各自の店の地図を渡す。何か問題があれば、いつでもこれで聞いてくれ。」
翔は通信ができる魔道具を渡した。
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