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神族編
778話 魔食い
しおりを挟むシュン
「魔王様、終わりました。」
「あぁ、ご苦労。」
「おや?もう終わったのでありますか?」
「四天使はさすがに美味いな。」
「"魔食い"をなさったのですか。」
魔食い
代々、受け継がれている魔王の固有スキル。
これは、魔力を帯びている有機物及び無機物を体内へ入れることによって、その魔力の10分の1を得ることが出来、場合によってはスキル等も得ることが出来る。
「すみませぬ。こちらの獲物は形が残らなくですね.....」
「ムーシャとサリーナ。またあの魔法を使ったのか。」
「そうでございます。」
「まあ、いいさ。あいつはどうも気に触るやつだったから、体内にも入れたくない。」
「それでしたら、良かったでございます。」
ムーシャは安心した様子だった。
「それで、これからどうするのですか?」
「もちろん、翔が向かっているところに行くに決まってるだろ。あいつじゃ物足りなかったからな。」
「それでしたら、私がお連れしますよ。」
「あぁ、頼んだ。」
サリーナは手を取り、魔法を詠唱した。
"遠距離移動"
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