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神族編
731話 ボクスの本気
しおりを挟む「翔の流派は何だ?」
「俺は二つ流派があってな。阿劉流と如月流だ。」
「一つは師匠の流派か。」
「あぁ。」
師匠の流派を受け継ぎ、自分の流派を開拓するのは格闘界隈では珍しいことではない。
特にこの世界はあまり決まった方はないから、流派は三者三様だ。
「ちなみにだか、翔の師匠は強いのか?」
「あぁ、強いさ。俺が出会ってきた中で誰よりも強い。」
「私よりか?」
「恐らくな。」
ボクスはニヤリと笑った。
「そうか、それは楽しみだ。武では天下を取ったと思っていたが、やはり世界は広いか。私が勝ったら師匠と合わせてはくれないか?」
「それは出来ない。俺の師匠はこの世界にはいない。」
「そうだったのか.....。それは残念だ.....。」
なんかしんみりした空気になってるけど、死んでないなんて今更言えない.....。
「無礼を働いた詫びとして、私の本気を少しばかり見せよう。」
そう言った瞬間だった
ドゴォォォォォン
拳が顔と紙一重のところまで来ていた。
「参ったよ.....」
翔は笑いながらそう言った。
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