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神族編
729話 如月流 ナルハヤ
しおりを挟む「じゃあ、やるか。」
そう言って、二人は立った。
「なんだなんだ、何が始まるんだ。」
みんなが気になって集まってきた。
「ボクス、胸を借りさせてもらうよ。」
翔は構えた。
正直、俺は全く勝てる気がしない。こと格闘に関してこう思ったのは師匠とこの人くらいだろう。
だけど、こんな人の強さを素肌で感じられるのはあんまりない機会だ。
「私も君のような筋肉の付き方の人とは始めたてだ。楽しみだよ。」
「さぁ、かかってきなさい。」
ドンッ
翔は踏み込み、一気に距離をつめた。
そして、ボクスの顔面へと上段げりをうった。
バンッ
ボクスは右手で受けた。
「うん、悪くない蹴りだ。しなりもあって威力も十分。」
ご丁寧に解説付きでどうも.....
「出し惜しみはよくないよ。君の"武"を見せてくれ。」
翔は構えを変えた。
"如月流 壱ノ型 ナルハヤ"
翔は手を前に突きだした。
「一気に雰囲気が変わったな。」
「ありゃ、強いな。」
やじも雰囲気の変化に気づいていた。
「じゃあ、遠慮なくいくぞ。」
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