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神族編
728話 ボクスのおっちゃん
しおりを挟む「さすがにみんな強いな。」
なぜだが、翔は当たり前のようなことをわざわざ口に出した。
「翔にそれは言われたくないと思うぜ。」
笑いながらジルコはそう言った。
「それにしても、変な魔法を使う人が多いってのは本当だったな。」
「あぁ、強いやつほど自分の適正っていうのを知ってるからな。」
「確かにジルコの戦い方が王道ってのもあながち間違ってないな。」
「みんなに比べれば俺のは単純だからな。誰よりも速く動くってな。」
話していると
「ちょっと私も話に入っていいかな?」
「いいぞボクスのおっちゃん。」
「翔くんだよね?私はボクス=カラエだ。ボクスで構わないよ。」
「わかった。俺も翔で構わない。」
「あなたの能力、俺は結構好きですよ。」
「それはどうも。君は特殊な流派なんだね。」
「何をやっているのがわかるのか?」
「あぁ、長年たくさんもの戦いをしてきたから、筋肉の付き方を見たらおおよそは分かるさ。」
「君とは一戦交えて見たいね。もちろん、格闘家としてだけどね。」
「じゃあ、やりますか?」
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