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神族編
723話 天才タイプ
しおりを挟む「術者の技量が高ければ高いほど、均等な結界が貼れて、魔力の流れも変わらない。」
「相手のバアリは攻撃しても全く魔力の変化が無かった。」
「初めの攻撃でそれに気づき、二つ目の攻撃で弱点を探した。」
「光竜の雨に一つ一つ条件をつけ、当たった部分の観察をした。」
みんなは口を開けポカンとしている。
「ちょ、ちょっと待ってくれ。」
「てことは、君は光線の魔力調整を一つ一つして、さらに当たった場所の微小な魔力変化を見極めたってこと。」
「あぁ。」
五秒ほどの静寂が訪れた。
「んな事出来るわけねぇだろ!!」
「そうよ、それに一つ一つの条件を変えた魔法をあんな量撃てるわけないでしょ!!」
「俺の目と脳は少し特殊で、それを可能にできるんだ。魔法に関しては魔力調整は練習したから出来る。」
「はぁ、なるほどあんたは天才タイプね。」
みんなは呆れたのか諦めたのかは知らないが、話の続きを聞くようになった。
「そして、結界の弱点を見つけることが出来たんだ。」
「その弱点ってなんなんだよ!!」
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