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神族編
715話 植物人間
しおりを挟む「一回戦から面白いカードだな。」
土俵にたっていたのは2.5m程の大男と1.2m程の女児だ。
「右のやつは十呉のジバゴ=ガッド、通称"植物人間"。左のやつは九鳳のユユ=ソモサ、通称"小さき女王"だ。」
「面白い二つ名はみんなあるのか?」
「ま、まあ、面白いというか、そいつ自身を表すあだ名というのはもう決まりつつあるな。」
四覇の老人が審判をしている。
「では御二方、準備はよろしいですか?」
コクッ
二人とも頷いた。
上にあげていた手を下げた。
それと同時にジバゴが魔法を使った。
"植物人間"
ニョキニョキ
地面から植物が生え、ジバゴの身体に巻きついた。
みるみるうちに肌の色が全く見えなくなった。
「これがあいつが"植物人間"と呼ばれる理由だ。」
「なるほど、触れたら危険な植物まで巻きついているな。」
「ジバゴは植物を操ることが出来る固有スキル"操植"を持っている。故にできる技だ。」
「確かに戦い方が普通ではないな。常識という概念を変えてくれそうだ。」
「お前が言うな。」
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