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神族編
700話 精霊王と"契約"
しおりを挟む「着いたぞ。ここからは一人で行ってくれ。」
そう言われ、俺は前にある直線の細い道を進んだ。
魔力がどんどん増していくのがわかった。
それは、本能的に強いやつを察知して、俺から魔力が出てきてしまっているのだろう。
トットット
「あなたが火の精霊王ですね。私は如月 翔です。」
「あぁ、いかにも俺が火の精霊王だ。そんな堅苦しい挨拶はいらない。口調も砕いてもらって構わないぞ。」
「そうか、ではそうさせてもらう。」
「して、俺に何のようなんだ?」
「俺と"契約"をしてくれないか?」
「なるほどな。」
ここで少し雰囲気が変わった。
周りの魔素がピリついていた。
「覚悟は出来ているんだろうな。」
「もちろんだ。」
翔はその問いに即答した。
すると、火の精霊王は笑いながら
「わかった。だが、理由を聞いてもいいか?」
「いいのか?」
「あぁ、翔の目からは情熱を感じた。悪いやつの目ではない。それと、特殊な眼をしてるんだな。」
「やっぱり、バレたか。」
「"魔眼"だな。見るのは何千年ぶりだろうか。」
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