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神族編
692話 チャボ=ドッド⑤
しおりを挟む「聞きたいことは何かな?」
バレたら仕方ない。ここは、まず普通の質問をして、そこから深く探っていこう。相手は子どもだから、いつかボロが出るだろう。
「いや、ダンジョンの運営をしているのが子ども という情報を聞いたので、気になって来たんですがね、さすがにこういう所は規制が厳しいんじゃないかって思い、こういうことをしてしまいました。」
「まあ、普通はそうだろうね。でも、ここは真似しようと思って出来るものじゃないから、全然見てもらって構わないよ。」
「そうですか。では、いくつかの質問をさせてもらってもよろしいですか?」
「うん、いいよ。」
「何故、ジーニさんはここでダンジョン運営をしているんですか?」
「まあ、色々あったんだけど、やっぱり楽しいからかな。」
「従業員は何人くらいいらっしゃって?」
「あぁ、ここは僕だけでやってるよ。」
「え?」
「この実戦コースの100階層分は僕の管轄下なんだよ。」
ズブの素人でもダンジョンの運営が大変なことは知っている。チャボは非現実過ぎて、反応に困っていた。
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