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神族編
686話 魔の68階層
しおりを挟むダンジョン運営も順調に進んでいた。
利益も初月とほぼ変わらないもしくは少し上の数字をたたき出していた。
そして、ある日
「翔、またカレントの騎士団が50人で実戦コースに入るってさ。」
実戦コースは四国連合加盟国の騎士団の練習メニューにも組み込まれていた。
「そうか。」
「あ、あと昨日入った人が60階層に行ったよ。」
「60階層だと?!」
「うん、一人で60階層まで。30日くらいかけてゆっくりね。」
今までの最高記録が48階層だ。大幅に超えてきたな。
ちなみに俺は93階層、ジーニは86階層という記録だ。
俺らの中では「魔の68階層」というものがある。
68階層を境に難易度がえげつないくらいに上がるんだ。
だから、60階層から進んで68階層まで行き、そこをクリアしたなら真の強者だと認められる。
「だが、彼の期限はあと10日だよな?」
「そうだよ。40日のコースにするって言ってたからね。」
「それなら、あまり期待は出来ないな。」
「だけど、ここまで来るなんて相当だよ。SSランク級ではあるね。」
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