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神族編
668話 いい理不尽
しおりを挟む「全く、翔はデタラメすぎるだろ。なんだよ、プログラムを何億もして!意味がわからない!」
ジーニはそう言いながら、渋々と魔核を置いている。
シュタッ
「ジーニ、終わったから手伝おうか?」
「は?50階全部終わったの?」
「あぁ、終わったぞ。」
ジーニがまだ5階程しかしてないなか、翔は50階全て終わらせたのだった。
「あ、別に魔法は使っていいんだぞ。俺は身体強化を使ったからな。」
「そういうことじゃ.....」
「じゃあ、俺は50階から下に下がってくるから、ジーニは上に上がってくれ。」
ジーニは人生で初めて理不尽を感じた。
だが、それはいい意味での理不尽だった。
ジーニはこの世界には理解できないことはないと思っていた。
本気を出せば、世界を統べることが出来ると感じ、全てに興味や関心がなくななった。
それは、子どもがゲームをクリアして飽きてしまう感覚と同じことだろう。
だが、そこに翔という何にも縛られない存在が現れた。
ジーニはそれが楽しくて仕方がないのだ。
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