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神族編
655話 ロサイヌ=シューゴ
しおりを挟む「しょ、翔!僕もついて行っていいかな?」
ジーニが帰ろうとする俺にそう言ってきた。
「うーん、そうだな。まあ、楽しいことはあまりないと思うが、別にいいぞ。」
「わかった!じゃあ、ちょっと出かけるって連絡入れてくる!」
そういい、ジーニはどこかへ走っていった。
「後ろ姿だけ見れば可愛い少年なんだけどねぇ。そうは思わないか?」
ガサガサ
「よく俺の気配がわかったな。」
「さっきからなんのようかな?」
7位のロサイヌ=シューゴ。間違いなく殺し屋だ。しかも凄腕だな。
「貴様が邪魔しなければあのクソエルフの首をはねてやったものの.....」
「あんたの魔力の揺らぎ方がほんの少しだけ揺らいでたもんでね。」
「俺もあのエルフは嫌いだよ。だけど、あんたが殺したらあそこの会議室は血に染まってしまうからね。俺も血はあんまり見たくないからさ。」
そう、俺がエルフに刀を突き立てたのはこいつがエルフを殺そうとしていたからだ。
あとほんの少しだけ気づくのが遅かったら、あのエルフは自分の背中を見ることになっていただろう。
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