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神族編
653話 通じない常識
しおりを挟む「どうだった、ジーニ?」
「なんで.....なんでその魔法が出来るんだ.....」
「魔法陣を一から描いたからさ。」
「魔法陣を一から描いただと!!」
大勢の冒険者が立ってそう言った。
「ハッハッハ、やっぱり翔はぶっ飛んでるなぁ。」
バルムスだけが笑っている。
「翔はいつもあんな感じなのか?」
「あぁ、そうだ。俺があった時からいつもあんな感じだ。普通という概念が奴には存在しない。というか、枠にとらわれない生き方をしているっていうのかな。」
「そうか、お前が今そうしていられるのは彼のおかげだったのか。」
「まあな。」
「ジーニ、君の魔法は確かに斬新で素晴らしい。だけど、欠陥が存在する。」
「ジーニの魔法に欠陥なんてあるわけないだろ!」
「そうだ。彼の魔法はこの中にいる誰よりも頭二つほど抜きん出ている。」
ジーニはその魔法の才で圧倒的な支持を得ていた。
「いや、彼の言う通りだ。彼の魔法の方が優れている。実に美しい.....。」
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