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神族編
612話 任せてください
しおりを挟む「あなたはどうしたいんですか。」
「俺は.....俺はもう一度剣を作りたい!」
「なら、作ればいい。「やりたい」という気持ちだけでやる理由にはなると思いますよ。」
こうして、ミールは剣を新たに作ることにした。
「だが、俺の剣や防具を使ってくれるやつはいない.....。使われない道具を俺は作れない。それに、費用だって.....」
「そのために俺が来たんですよ。どちらも心配はいりません。お金も使う人も俺に任せておいてください。」
そう言って翔は白金貨が50枚入った袋を差し出した。
「足りなくなったらいつでも連絡ください。」
「こ、こんな大金どこで.....」
「先程見せた刀という武器を作った要領で俺も作品を残してきたんですよ。それを売りお金を得たんです。」
「それなら、俺なんかに頼まなくても.....」
「故郷には"適材適所"って言葉があるんですよ。才能を持った人はその才能をいかすべきところで使わなきゃ意味が無い。」
「あなたは俺より剣を作る才能があった。」
「それに、あなたの剣を見た時に惚れたんですよ。理由はそれだけで十分です。」
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