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神族編
603話 プレゼント用に
しおりを挟む「やめろロサーヌ。翔さんが困っているだろ。これ以上は聞くな。」
「あ、すみません。つい、私も少しばかり研究をしていまして.....。」
まあ、何かを研究している人は知識欲が高いから分からないでもないな。
「すみません、私も買ってよいですか?」
「セットも気に入ったものがあったのか?」
「こちらの指輪を買いたいのですが.....。」
紅い宝石が埋められている治癒力upが付与されている指輪だ。
「分かりました。そちらの指輪は金貨20枚程ですね。」
「あの、少し問題があってですね。これをフィアンセにプレゼントしたいのですが、あいにく彼女の髪などがなくてですね.....。」
「そうですか.....。では、何かその方から頂いたものなど身につけてはいませんか?」
「それなら、ハンカチーフがありますけど。」
セットは懐からハンカチをだした。
翔はそのハンカチに触れた。
「あ、これなら契約は可能ですけど、どうしますか?」
「これで契約が出来るのですか?」
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