テンプレを無視する異世界生活

ss

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神族編

594話 初めてのお客さん

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売れない.....

全く売れない.....


さすがに高すぎたか。銀貨で買えるものなんてほとんどないし、だいたい金貨5枚くらいからってのは高すぎたか.....。


技術代はほとんどかけてないんだが、やっぱりSランク以上の魔物の素材を使っていたら金貨数枚からになっちゃうんだよな.....


はぁ.....



翔がため息をこぼしていると、一人の老人が商の商品を見に来た。


「これは、凄いのぉ。」

ローブを着て杖を持った、いかにも魔法使いという髭を蓄えたおじいさんが杖を持った。


「それはですね、"グロットリザード"の爪が繊維状に加工され、作られております。」

「グロットリザードとは、あのSランク指定がされておるやつか??」


おじいさんはとても食いついてきた。


「そうです。この杖には闇属性の魔法が20%程上がる効果がついていて、握りの部分もしっかりと持ちやすいようになっていて、とてもいいですよ。」


「でものぉ、わしは水属性じゃからなぁ。」


「でしたら.....」
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