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武闘大会編
551話 挨拶の相殺
しおりを挟む「いや、侮っていないさ。俺がカレントの最善の選手だ。」
「傷自体は治ってはいないが、ファンドのおかげで気付かされたよ。今の俺は昨日より強いぜ。」
ピリピリ
明らかに雰囲気が変わった。バルムスから出るプレッシャーは確かに昨日より強くなっていた。
「そうか。それは無粋だったね。僕も本気出さなきゃね。」
ピリピリ
赤竜もプレッシャーが強くなった。
「で、では、試合始め!!!」
"光斬"
"火球"
ブォン
始まった瞬間、二人とも魔法を撃った。
互いの魔法に相殺され、魔法は消滅した。
それは、どちらも初級魔法とは思えないほどのものだった。
「お互い考えることは同じってことか。」
「みたいだね。」
「なあ、赤竜ってどんな感じのやつなんだクロ?」
「そうだな、あいつはいつも笑ってるっていうイメージはあるな。」
「だが、たまに鋭い竜の目付きをする時はあるな。一応、あれでも俺らと肩を並べるやつだ。掴みどころのないやつだが、強いことは間違いない。」
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