テンプレを無視する異世界生活

ss

文字の大きさ
上 下
554 / 1,116
武闘大会編

536話 カルル族

しおりを挟む

「これはこれは、噂では聞いたことはあったのですが、まさか六閇のお方に会えるとは光栄です。」


ビリュは深々と頭を下げた。

こいつはそれくらいのやつなんだ。


「まあまあ、そうかしこまるな。俺もお前の噂は聞いたことがあるぞ。戦闘能力が低いドワーフの中に十呉になりうるやつがいるって。」

「それは、なんと嬉しきお言葉。失礼ながら、ジルコ様は人族ではないようですが.....」

「いや、俺は人間だ。だが、少し育った環境が特殊でな。俺はカルル族なんだ。」


カルル族 
 北側に位置する多民族国家の中の一つの民族である。
 身体的な特徴は目が青く、背が平均的に170cmほどと小さいことだ。
 彼らは幼い頃から、多種多様の"徳"を積む。
 徳というのは、いわば修行のようなものだ。きつければきついほど徳が溜まると言われている。
 徳が大きいものは、そのカルル族の中でも特別な権限を持つ。
 そのような、伝統的なことを300年もの間続けてきた結果、カルル族は戦闘能力に秀でた民族となった。
 それは、
しおりを挟む
1 / 5

この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!

異世界最強のレベル1

ファンタジー / 連載中 24h.ポイント:28pt お気に入り:2,005

異世界転生した俺は、産まれながらに最強だった。

ファンタジー / 連載中 24h.ポイント:28pt お気に入り:3,255

趣味を極めて自由に生きろ! ただし、神々は愛し子に異世界改革をお望みです

ファンタジー / 連載中 24h.ポイント:35,478pt お気に入り:12,429

クラス転移したら追い出されたので神の声でモンスターと仲良くします

ファンタジー / 完結 24h.ポイント:14pt お気に入り:1,974

転生貴族の異世界無双生活

ファンタジー / 連載中 24h.ポイント:14pt お気に入り:2,212

ダンジョンが出現して世界が変わっても、俺は準備万端で世界を生き抜く

ファンタジー / 連載中 24h.ポイント:56pt お気に入り:2,270

処理中です...