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武闘大会編
536話 カルル族
しおりを挟む「これはこれは、噂では聞いたことはあったのですが、まさか六閇のお方に会えるとは光栄です。」
ビリュは深々と頭を下げた。
こいつはそれくらいのやつなんだ。
「まあまあ、そうかしこまるな。俺もお前の噂は聞いたことがあるぞ。戦闘能力が低いドワーフの中に十呉になりうるやつがいるって。」
「それは、なんと嬉しきお言葉。失礼ながら、ジルコ様は人族ではないようですが.....」
「いや、俺は人間だ。だが、少し育った環境が特殊でな。俺はカルル族なんだ。」
カルル族
北側に位置する多民族国家の中の一つの民族である。
身体的な特徴は目が青く、背が平均的に170cmほどと小さいことだ。
彼らは幼い頃から、多種多様の"徳"を積む。
徳というのは、いわば修行のようなものだ。きつければきついほど徳が溜まると言われている。
徳が大きいものは、そのカルル族の中でも特別な権限を持つ。
そのような、伝統的なことを300年もの間続けてきた結果、カルル族は戦闘能力に秀でた民族となった。
それは、
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